今までイタリアのサルトリア、と言えば年配で恰幅の良い、いかにもマエストロ!な感じの重鎮が ほとんどでしたが、華奢な身体にピッタリとしたナポリ仕立てのスーツを纏った彼の見た目が随分と スマートでお若い
聞けば現在26歳‼との事で、専門学校を出てからなんと16歳で仕立て職人としての人生をスタート させたのだとか。 しかし26歳といえど、侮ってはいけません。 日本からもイタリアのサルトリアに修行に出て、帰国後に仕立て屋を開業した方が多くいらっしゃいますが、 なかなか10年も修行された方は少ないです。 すなわち、専門学校にも通い10年以上縫っているジャンピエロは実年齢以上に十分な経験値を積んでいます。
そして自分より年上の顧客ばかりを相手に仕立てているジャンピエロはその若さゆえリクエストや要望を本当に よく聞いてくれます。 しかも素晴らしい仕上がりで期待に応えてくれます。
我々の業界では知識と経験豊富な良いお客様が良い販売員を育ててくれる、というのが定説です。 今までいろんな所で仕立てていらっしゃる方はぜひ若きジャンピエロを鍛えてやってください。 ハウスモデルのナポリスタイル以外でも実に上手くお仕立てする器用さと柔軟性を持ち合わせています。 また重鎮のマエストロには遠慮しちゃって苦手だな、という方にもお勧めです。
皆さまぜひナポリの新鋭『Sartoria Guera』のトランクショウに『Mr.Fenice』へお立ち寄りくださいませ。